衣替え

gccrbass2006-04-18

私と旦那様のニットを手洗いしてから衣装ケースにしまい、
変わりに薄手のカットソーなんかを衣装から出し、
旦那様の冬物のスーツと私のコートをクリーニングに出して
冬から春の、衣替えをすませました。

冬物から春物にチェンジしたら、
常に着るお洋服を収納しているスペースがぐーんと広くなったように感じられます。
こういう衣替えや、日々の家中の換気や、定期的なおふろ掃除は
「ちゃんと生活している」ような気がしてきもちがよい(´▽`)


流れがうまくいってるかんじ。健全さにすがすがしさをかんじます。


私は生まれてから23年間くらいは、まったく掃除しないコでした。
勉強しろー、とか全く言わない両親でしたが、
お願いだから掃除して!!このままじゃ病気になる!としょっちゅう言ってました。


よくよく思い返してみると、当時の私の部屋は、それはそれはすごかった。
部屋の中を移動するときはピョンピョン跳んで移動してたし(踏み場がない)
夜は不自然な体勢のまま寝てました(布団の上に物がいっぱい乗ってるから)。
部屋にもちこんだ湯飲みは、底に残った液体が黒い固体と化してるし、
勉強机の表面を、長年拝んだことがありませんでした(物を乗せた上から物を乗せていたので、層になっていた)。
もちろん本はあちこちで山積にされており、しょっちゅう雪崩が発生する始末。
ときどき畳の上や布団の上を、うにうにっとした銀色の虫(多分、服を食べるヤツ)が走ったりも。


そんなジャングルのような部屋を、大掃除したのが23か24の春でした。
その頃ずーっとおうちに帰らずに、外で楽しく遊んでいた(←普通に学校出て、普通に会社勤めもしてましたヨ)私でしたが、
とうとう実家でまっとうに?暮らすことになったのです。

しかし、ひさびさに帰った実家の、長年私に荒らされた部屋・・・・
寒くて、布団が冷たくてぺっちゃんこでホコリぽくて、部屋中が本とかゴミとかでごっしゃごしゃになってて。
寒くてかなしくて眠れない・・・。


私、ほんとに、このままここで暮らしてたら死ぬ。

これは命がけでどうにかせねば!!と当時本気で思った私は、
部屋中、それこそ押入れの中(もともと物置のような部屋だったので、両親の使ってた古い電化製品やアルバム、子供のおもちゃなどが入ってた)まですべて、掃除・処分しました。


電化製品が、軽自動車で3台分。
燃えるゴミがおよそ20袋。
燃えないゴミは15袋くらい??
雑誌類はおぼえてないくらい・・・。
(隔週の雑誌を10年近く貯めてましたから。)
たった6畳からよくもまー、というほどのゴミを出しました。


そしてパソコンと新しい布団一式とカーテンとふすま紙を買い、
もらいもののパソコンデスクやメタルラックを設置して、
大掃除を始めて1ヶ月くらいたったころ、
ジャングル部屋は、まともな人間の部屋になっていました。


自分の力で、自分のために過ごしやすい環境を作る事の大切さを
そのとき初めて学びました。
何事に対しても、それまでは「自分で動いて自分のいる環境をよくする」っていう意識がなく、人任せというか他人に依存していたように思います。


大げさかもしんないですけどね。でも良い経験でした。
少なくとも掃除できるようになったし、掃除した部屋のきもちよさも分かった!


そんなわけで、ちゃんと流れてゆく、流れを作る、
いつまでも留まらせない、澱ませないカンジが、今の私にとってきっと大切なことです。




補足1・今でも整理整頓は苦手だし、家も多少ごしゃっとしてます。基本的にはキレイ好きとか潔癖では、まったくないようです・・・。

補足2・もし子供ができたら、掃除のきもちよさ、そして「出したものはしまう」というお片づけの基本行為を教えたいです。ほんとに。

補足3・今日の画像は、キャラメルカスタードチャイ。紅茶屋さんで買った葉っぱで淹れたのに、お店で出してくれるお茶のほうが格段に美味しいのは何故だろう・・・。修行不足?