あいた穴からみえるもの。

gccrbass2006-04-27

今日。生まれて始めて、
ジーパンの膝に穴があいた。


そのジーパンを履き始めた頃は・・・確か、今はなきナンバーガール*1のライブを見に大阪に行った頃・・・4、5年前かー。
いやあー、ジーパンって履いてるうちに、こうも自然に膝に穴があくんだね。
頭では理解してたケド、自分の身に実際おこると
なんとも言えない気分だねー・・・・なんちゅーか、時の流れを感じるね。
知らないうちに少しずつ擦り切れて、とりかえしがつかなくなってしまう事もある。
ああ、無常・・・・。


っていうか、ほんとは
「うわー!コレって若い人っぽい!?こーゆーの、ダメージデニムとかって言うんやないの?!」
とか思って妙にうきうきした、頭わるい28歳でした。



夜。
旦那様がタバコに吸いに、ベランダへ出たのを確認してから
寝室へこっそり忍びこみ、立てかけてあるマットレスと壁の間に隠れる。
じっと息をひそめて、旦那様が「あれ〜?どこカナー?」と探しにくるまでマットレスにはさまれたまま、待機。


・・・・・・

カラカラカラ・・・(ベランダに面したガラス戸の開く音)


まだカナ・・・。わくわく・・・。


・・・・・・

・・・・・・


・・・・・・こない・・・・・。



しばらくすると、隣の部屋から旦那様のギターの音が聞こえてきた。

なんだろう、旦那様が悪いわけじゃないのに、なんでこんなに腹立たしいのか。

なんでこんなに、切ないのか。

孤独が胸に沁みる、新妻28歳でした・・・・。